神戸連続児童殺傷事件の少年A(酒鬼薔薇聖斗)が手記「絶歌」で当時の心境を綴る

【2015年6月11日・手記『絶歌(ぜっか)』】
 太田出版からの発売/価格は1500円(税別)

1997年に兵庫県神戸市須磨区で起きた「神戸連続児童殺傷事件」を覚えているだろうか?
今から約18年前の事件になる。

この加害男性(現在32)、当時、酒鬼薔薇聖斗と名乗った「元少年A」が自らの心の内(事件を起こすまでの経緯や心境)を綴った書籍が発売された。

今年(2015)1月には、手記が出されるとの情報が流出、遺族は、
「本当ならば被害者や遺族をないがしろにしている」
「うそであってほしいと願っている」
としていた。

当時、神戸で、児童2人が殺害され、3人が重軽傷を負った神戸連続児童殺傷事件は、近隣以外にも日本中を震撼させた残虐な事件。

小学生5人を襲い、4年の山下彩花ちゃん=当時(10)=6年の土師淳君=当時(11)=を殺害、3人を負傷させ兵庫県警に逮捕

そして加害者(犯人)が当時14歳の中学生だったということも、社会に大きな衝撃が走ったのだ。
犯行声明文に書かれた名前から、別名「酒鬼薔薇聖斗事件」とも呼ばれる。

「酒鬼薔薇」は、自作漫画に登場するキャラクターの名前だったようだ。

インターネットでは手記の刊行を受けて、

「印税はどうなるのか」
「遺族のことを考えると出版は許せない」
「賛否両論あるけど、気になる」

など、さまざまな波紋を巻き起こしている。

1997年6月28日。僕は、僕ではなくなった。酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。「少年A」――それが、僕の代名詞となった。僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。

引用:太田出版による書籍紹介文

当時の事件現場周辺(兵庫県神戸市須磨区)

太田出版の岡聡社長は、男性が自ら出版を希望したことを明かした。今年3月初めに仲介者を通じて連絡があり、直接会って手記の草稿を受け取ったという。被害者遺族に知らせないまま刊行し、初版は10万部。印税については通常通りの契約をしており、男性に入る。その後の使途については明らかにしていない。
 手記は、医療少年院に入院するまでと、仮退院以降の生活についての2部構成。1部では犯行に至るまでの性衝動や動物への残虐行為などを回想。2部では2004年の仮退院後にアルバイトや溶接工として働いたことに触れている。男性は「自分の過去と対峙(たいじ)し、切り結び、それを書くことが、僕に残された唯一の自己救済」だったと執筆の理由を説明。
 最愛の祖母を小学5年の時に亡くし、寂しさから祖母の部屋へ通ううち、祖母が愛用していたマッサージ器を使って精通を経験したことなどを告白する描写もある。
 岡社長は「この本は、少年がどういう衝動の中で事件を起こしたかが第三者に伝わるように書かれている。批判はあるだろうが、事実を伝え、問題提起する意味はあると思った」と話している。

引用:スポニチアネックス

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