近年、発達障害のある子供が増えているのはご存知でしょうか。
自分の子供が育てにくいと感じるという人も多くなってきているようです。
小学校などでも、普通学級ではなく、支援級などで一人につき一人つかなければいけない体制を作らなければならないケースもあるようです。
児童養護施設にも子供が増えているようです。
また、児童館や見守り施設にも人があふれたりと子供は減っているはずなのに・・・
実際にそういったことが起こっているのです。
発達障害の原因とは?
その原因を作っているのは、
『幼少期の親と子供のコミュニケーションのあり方』
『親が子供とかかわっている時間』
『そして親が子供をどういう風に見ているのか』
『どういった教育していっているのか』
にあるということです。
親が共働きになってきているという現状が子供とかかわる時間を圧倒的に減らしているということもあるでしょう。
しかし、昔でも両親共働きのところも多かったではないでしょうか。
鍵っ子なんて言葉もあったくらいです。
また、塾や習い事の関係で、食事を共にする時間も減り、一緒に過ごすことが減ることだってあります。
それなのに、今なぜこういうことが起きているのでしょう。
以前を思い返してみると・・・
思い返してみれば、昔の普通学級の子供の中にも、支援級にいったほうがいい子はいたかもしれません。
『他の子との協調性がない』
『知能が少し遅れている可能性が見受けられる』
『しっかりと言葉が上手く話せない』
そういった理由から周りの子と上手くかかわれなかったり・・・など。
以前まではこのような子供たちに対しても、個性を尊重し、生徒も親も何とか普通学級で過ごせるように努力してきていたのではないでしょうか。
実際に、支援学級というものが存在していても、そこにいる子供たちは少ない傾向にありました。
つまり、実は昔から障害がある子や障害児として認められる前の所謂ボーダーラインの子たちは沢山いたのです。
ですが、その子たちのために、周りの大人たちは尽力して、サポートし、社会に送り出してきたのです。
現代の子供達に対して
一方、今の子供たちは、親が共働きで圧倒的に子供を見る時間がなく、
少し障害を怪しんでも、関心がないわけではなく、きちんと向き合う時間がないのです。
そのため、そのまま学校や児童施設に連れて行っても、周りの子達と溶け込めなかったり、周りの子に危害を加えたり、問題を起こしてしまうという現実があるのです。
それはその子のせいでしょうか?
これからの未来を担う子供たちをきちんと見ることができない。
子供の色々な面をもサポートできない。
親御さんをはじめ、そういった大人たちがいるからなのかもしれません。
そうならないためにも、少しでも自分の子供に関心を持たなければならないでしょう。
何か他の子たちと違うかもしれないと気づいてあげることは非常に大切です。
早急に他の子と同じように生活できるように、
親が一緒になって、子供と向き合いながら、集団生活を円滑に行うための訓練をすることが重要なのです。
小さい子供がどんなにがんばっても、一人で変わることは不可能だと思います。
周りの大人がきちんと判断し、サポートしてあげることで子供は安心するでしょう。
そしてすくすくと育っていくことができるのです。
現代の子供達の障害が多いもう一つの理由
また、障碍児やボーダーラインの子が増えた理由として、
低体重児など、生まれたときから、他の子よりも小さく、機能が発達していなかったり、先天性の病気を持つ子が増えたことが一因としてあります。
そうならないために、妊娠している親はそのときから子供のために、自分のためにもしっかりと健康管理をし、心にゆとりを持てるよう、心がけましょう。